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2025.12.16
冬の寒さとペットさんの亡くなる率との関係

冬の寒さとペットさんの死亡率との関係は、「直接的に寒さが原因になるケース」と「寒さが引き金となって別の死因が悪化するケース」に分けて考えられます。以下、原因別に整理します。
① 老衰(加齢による自然死)と冬の寒さ
関係:強い(間接的)
<仕組み>
高齢の犬猫は、体温調節機能の低下、筋肉量・脂肪量の減少、心肺機能・腎機能の低下
が起こっています。
冬の寒さは基礎代謝を上げる負荷となり、体力を一気に消耗させます。
その結果、食欲低下、活動量低下、免疫力低下が重なり、寿命の最終段階を早めることがあります。
<特徴>
「寒さが直接の死因」ではなく老衰が進行するスピードが冬に加速するイメージ。
特に15歳以上の犬猫、痩せ型、腎臓病持ちで影響が大きい。
② 病死(持病・慢性疾患)と冬の寒さ
関係:非常に強い
<悪化しやすい病気>
-
心臓病 寒さ → 血管収縮 → 血圧上昇 → 心臓への負担増
-
腎臓病 飲水量低下 → 脱水 → 腎機能悪化
-
関節疾患(関節炎など)痛み増加 → 動かなくなる → 全身状態悪化
-
呼吸器疾患 冷たい空気で症状悪化
結果、冬は慢性疾患の急性増悪が起きやすく、「冬を越せずに亡くなる」ケースが増えます。
特に温度差(昼夜・暖房のON/OFF)がリスク。
③ 感染症による死亡と冬の寒さ
関係:強い
<理由>
-
冬は、免疫力低下、ウイルスの生存期間延長、換気不足が重なります。
-
犬:ケンネルコフ(呼吸器感染症)
-
猫:猫風邪(ヘルペス・カリシ)が重症化しやすい。
<高リスク>
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子犬・子猫
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高齢ペット
-
持病持ち
④ 低体温症(寒さそのものが原因)
関係:直接的だが限定的
<起こりやすい条件>
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屋外飼育
-
暖房なしの室内
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濡れた状態(雪・雨)
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小型犬・短毛種・子猫
<特徴>
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健康な成犬・成猫ではまれ
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高齢・幼齢・病中では致命的になりやすい
⑤ 事故・ストレス関連死
関係:中程度
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寒さによる運動不足 → 血栓・心臓発作リスク増
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暖房器具(ヒーター・電気毛布)による事故
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強い寒さによる慢性的ストレス → 免疫低下
まとめ(原因別の関係性)
| 死因 | 冬の寒さとの関係 |
|---|---|
| 老衰 | 間接的に強く影響 |
| 病死(心・腎・呼吸器) | 非常に強い |
| 感染症 | 強い |
| 低体温症 | 条件次第で直接的 |
| 事故・ストレス | 補助的に影響 |
補足:冬に死亡率が上がりやすいペットさんの特徴
-
10歳以上
-
痩せ型
-
腎臓・心臓病持ち
-
室温管理が不十分
-
屋外飼育
〇大切なペットさんが寒い冬も快適に過ごせるよう、あったかケアをしていきましょう。

